かがわ物産館「栗林庵」年間購入客数10万人突破

香川県は、栗林公園東門横に設置している県産品アンテナショップ・かがわ物産館「栗林庵」(運営・一般財団法人かがわ県産品振興機構)の平成28年度運営実績を発表した。購入客数は前年度比11・6%増の10万8198人で初めて10万人を超えた。売上額も前年度比4・7%増の2億5175万円となり過去最高を記録した。

購入客数の内訳は、県内客、県外客が各約4割、海外客が約2割。県は「瀬戸内国際芸術祭2016や高松空港の国際線定期航路の増便により、国内外から香川県に訪れた客の利用が増えた」としている。

特に海外からの客の増加が顕著。訪日外国人旅行者向けの消費税免税サービスの利用者(免税対象となる最低購入金額5千円以上)は、前年度の260人から3・86倍の1004人と大幅に増加。購入金額も244万918円(2809点)から773万7553円(1万86点)となった。

全体売上額から個別の県産品の売り上げをみると、「讃岐うどん」、「オリーブオイル」、「おいり」、「和三盆」など香川県を代表する特産品が人気だった。

栗林庵は県産品の販路拡大、情報発信を図ることなどを目的に、平成24年3月26日にオープン。開業後は毎年度、購入客数と売上額が共に伸びている。