屋島陸上競技場6000人収容に整備、来年4月オープン 香川

高松市は老朽化に伴いリニューアル工事を進めている屋島陸上競技場(屋島中町)を来年4月23日にオープンすると発表した。全国初の棒高跳びの公認競技ができる室内競技場を設けるほか、観客席などを増築し、主要な地方大会が開催できる収容人数6千人の第2種陸上競技場となる。

屋島競技場は、国際大会が開催可能な第1種公認競技場として昭和28年にオープンしたが、日本陸連の規定変更に伴い、平成9年から第3種公認競技場に格下げされていた。市は改修を検討するなかで、四国大会などが開催できる競技場が、香川県内に県立丸亀競技場(第1種)しかないことから、第2種の要件を満たす競技場として整備することにした。工事費は約67億5千万円。

新競技場は4階建て鉄骨鉄筋コンクリート造りで延べ床面積約1万6200平方メートル。トラックは1周400メートル、8レーンの全天候舗装を採用。天然芝のフィールド(縦106メートル、横69メートル)は陸上競技のほかサッカーやラグビーなどにも利用できる。

室内競技場は棒高跳び競技部分の天井を吹き抜けにして公認競技を可能にしたほか、走り幅跳び、三段跳び走路などを設けた。補助競技場は1周200メートルの6レーンとなる。

市はオープン当日に記念式典やイベントなどを開催する予定。翌日以降の各種団体の利用優先受け付けは10月3日から。問い合わせは市スポーツ振興課(電)087・839・2626。