山間部で廃校利用しアート制作「かがわ・山なみ芸術祭」 作家100組集まり /香川

香川県の山間部や田園で現在、芸術祭「かがわ・山なみ芸術祭」が開催されている。今回が2回目。(高松経済新聞)

全国を自転車で巡るアーティスト、信長さんのライブ

瀬戸内国際芸術祭2016パートナーシップ事業として、春と秋に会期を分け、5エリアで「人をつなぐ 時をひらく」をテーマに国内外のアーティスト約100組が、山間部や田園を舞台に作品を制作・展示する。

メインエリアとなる綾川町枌所エリアでは、同芸術祭の事務局のある旧枌所小学校の廃校を利用した「モノハウス」を中心に、全国公募で集まった若手作家約40組が滞在して作品を制作。作品展示のほかライブやワークショップなどが行われている。

「綾川町では作家が地域の人にお世話になりながら、生き生きと作品制作をしている。アートと生きることが一体になっているような実感があり、ある意味で桃源郷のよう。展示会場には作家がいることも多いので、ぜひ対話をしながら作品鑑賞を楽しんでいただければ」と、アーカイブコーディネーターの熊谷薫さんは呼び掛ける。

会期は、綾川町エリア=22日まで、観音寺市大野原町エリア=29日まで。まんのう町エリア=9月17日~10月10日、高松市塩江町エリア=10月29日~11月13日、三豊市財田町エリア=10月29日~11月13日。