香川県立ミュージアムで「アート・コレクシ
1960年代のニューヨークに着目し、香川県ゆかりの作家の作品などを紹介する常設展「アート・コレクション 交錯する都市NY」が県立ミュージアム(高松市玉藻町)で開かれている。
戦後、ヨーロッパから渡ってきたアーティストらによって華やぎ始めたニューヨーク。60年代には時代を先駆ける芸術都市となり、多くの作家が制作の拠点とした。その中に日本人のアーティスト、それも香川県出身もしくはゆかりのある作家の姿もあった。
猪熊弦一郎、川島猛、ジョージ・ナカシマ、流政之各氏の作品とともに、彼らと交流を持ち、互いに刺激し合ったポール・ジェンキンス、ベン・シャーン各氏の作品が並んでいる。
同館学芸員の田口慶太さん(60)は「香川の作家が世界とつながり、新しいムーブメントを起こした、そんな彼らがもたらした不思議な広がりを感じてほしい」と話している。
同館で15日より開催される「クロスポイント/交差する視線 20の表現」は、香川県出身およびゆかりの作家20人の作品を紹介する。常設展はそのプロローグともいえる。
6月25日まで。観覧料は一般410円、高校生以下無料。月曜休館。問い合わせは同館(電)087・822・0002。