香川県高松市 瀬戸内海の魅力

瀬戸内の海城や戦国の山城を観光で連携…“通”好み、中世の伊予3城に秘められた魅力



四国の議論2018.4.6 11:00

瀬戸内海に浮かぶ能島城(手前の島)。対岸(上側)は今治市宮窪町(愛媛県提供)1/6枚
 歴史ブームで各地の城が注目される中、中世の城跡が多く残る愛媛県で、湯築城(ゆづきじょう)=松山市▽河後森城(かごもりじょう)=松野町▽能島城(のしまじょう)=今治市-という小さな3城が連携し、戦国時代のストーリー性を打ち出して観光客を呼び込む取り組みが始まった。松山城(松山市)や宇和島城(同県宇和島市)のように天守など大規模な建築物はない地味な中世の城だが、瀬戸内海に浮かぶ小島の城や、当時の争いの様子がわかる山城など“通”好みで見どころは多い。3城に秘められた魅力を探った。(尾崎俊)