生シラスのおいしさ知って さぬきに今月限定で直売所に「試食コーナー(香川県さぬき市津田町)

うちの奥さんが食べに行きたいて、言ってたんだけどすごい反響で今整備中らしいです。

 

シラス漁が最盛期を迎えている中、生シラスのおいしさを広く知ってもらおうと、水産加工・販売業の「大塩水産」(香川県さぬき市津田町)は、6月限定で同社の直売所で生シラスと釜あげシラスの「どんぶり試食コーナー」を開設している。

カタクチイワシの稚魚・シラスは鮮度の落ちが早く、朝に漁獲されたものでも夕方近くになると味が変わって苦味が出てくるため、地元の人でも生シラス本来の味や食感を楽しめていないのが実情という。

同社では2年前に急速冷凍機を導入し、家庭でも生シラスが食べられる加工品を販売したが、香川県内ではシラスの生食の習慣がないためか、人気は上がらず。そこで実際に生シラスの味を堪能してもらおうと、直売所にどんぶり試食のコーナーを設けた。

試食は、ご飯にとれたての生シラス、ゆでたての釜あげシラスを食べられるだけ盛りつけるセルフ形式で1日限定50食(1食450円)を提供。別途、烏骨鶏の卵や、シラスと卵のすまし汁(各100円)もある。

試食した同県東かがわ市の主婦、木村登志子さん(72)は「苦味がなくプリプリとした食感がいい」、岡山県倉敷市の自営業、戸林正勝さん(77)は「岡山とは違った味が楽しめるのが魅力」と舌鼓を打っていた。

大塩正憲・同社社長は「次々に水揚げされるシラスを直売に出すので鮮度は抜群。うまみを楽しんでほしい」と、試食とともに直売所の冷凍生シラスや釜あげシラスをPRしている。

試食コーナーは、シラスの漁獲高などにもよるが基本的には週3日(木、金、土曜)の午前11時~午後2時に実施。問い合わせは同社(電)0879・42・5105。