30年保管の骨、草食恐竜の化石だった! 香川初の発見

大阪市立自然史博物館は、香川県で初めて恐竜の化石が見つかったと10日発表した。化石はカンパニアン期(約8300万~7200万年前)の草食恐竜ハドロサウルス類の一部とみられる。

【写真】発見された恐竜の胴体の背骨部分の化石。点線部は欠損部分を推定したもの(大阪市立自然史博物館提供)

化石は高さ約8・4センチ、幅約9・1センチ。香川県丸亀市の無職金沢芳広さん(67)が1986年、同県さぬき市の「和泉層群」という地層で見つけた。「大きい動物の骨だったので、ひょっとすると恐竜かもしれないと思った」。専門家に分析を依頼したが特定できず、約30年自宅で保管されていた